8月22日、2022年度ウシオ財団奨学金合格授与式がオンラインにて2年ぶりに開催された。今年度も株式会社大富の推薦を経て、中国人留学生7名が晴れてウシオ奨学生に選ばれた。
本年度も一次、二次、三次におよぶ厳正な審査を経て、大富からウシオ財団へ推薦された候補者は8名。このうち最終的に2022年度ウシオ奨学生として採用された中国人留学生は、倪聖亮(東京大学博士1年)、趙雪(東京大学修士1年)、黄弋粟(京都大学修士1年)、施君菲(京都大学修士2年)、張孚嘉(京都大学修士1年)、張亮(京都大学修士1年)、楊欣(早稲田大学修士1年)の7名。
合格授与式のオンライン開催にあたり、ウシオ財団理事はビデオメッセージを寄せ、株式会社大富 代表取締役社長 張麗玲は、奨学生に向けて「グローバルな意識を持ちながら学び、たくさんの経験を積んで、日本や、自分の国、そして日中相互理解と友好、ひいては世界平和を支えていけるような人材になってほしい」と激励の言葉を伝えた。
ウシオ財団の依頼を受け、大富が中国人留学生の選考窓口業務を開始したのは、2002年。ウシオ財団創設者でウシオ電機株式会社名誉相談役である牛尾治朗氏が、張麗玲企画制作のドキュメンタリー「私の太陽」に感動し、苦学生の多い中国人留学生にも奨学金応募の門戸を開いたのがきっかけだった。今年度採用の7名を含め、これまでに大富の選考を経てウシオ奨学生に選ばれた中国人留学生は計107名。現在、14名(大富経由の奨学生、今年度生含む)の中国人留学生が、月々12万円(年間144万円)のウシオ奨学金の恩恵の下、日々勉学に励んでいる。